◆親善試合 G大阪―Sランス(2日・パナソニックスタジアム吹田)

 日本代表FW伊東純也、中村敬斗、DF関根大輝が在籍するフランス2部のSランスは1日、パナソニックスタジアム吹田で試合前日の練習を行った。現在、J2山形、J1柏と日本ツアー連敗中。

関根が取材に応じ「3連敗は…。勝ち癖をつけていかないと1年で昇格するというところにたどり着けない。どんな形でも勝ってフランスに戻りたい」と気合を入れた。

 中村は体調不良で来日できておらず、この日は、伊東も右足の状態も考慮して別メニューで調整した。自身も柏で後半開始時から出場し「長めの時間を無理やり監督に言って使ってもらったので、明日はどうなるか分からない。でも、自分的にはなるべく多くの試合をカバーしたり、多くの時間をこなしたい」と、中2日で迎えるG大阪戦にも出場意欲を見せた。G大阪でマッチアップが楽しみな選手にはFWウェルトンを挙げ「印象が一番すごかった選手。抑えられれば」と意気込み。柏在籍時の昨季、2戦勝利なしに終わった相手に、成長した姿でぶつかる。

 2026年に北中米W杯も控える中、チームは2部で来季をスタートさせる。本大会へのメンバー入りも懸けるシーズンへ、「2部でも1部でも結果を残せていなかったら呼ばれない。とにかく今は数字の部分を残すことだけを考えてやっていく」と、自身がやるべきことするのみだ。

あえて言うなら、年齢はまだ22歳。まだまだW杯を目指せるチャンスも多いが「次の4年後どうなっているかも分からない。チャンスがある以上、来年のW杯に懸ける必要は自分も大きく感じている。目標の舞台でもあるので、常に意識して生活をしていきたい」と、自分の未来も大きく変える1年にすると誓った。

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