イングランド・サッカー協会から賭博規則違反の疑いで告発されていた元ブラジル代表MFルーカス・パケタ(27)=ウェストハム=について、イングランドの規制委員会は31日、証拠不十分として告発を棄却した。
2022年から23年にかけての4試合で故意にイエローカードをもらって母国の知人に利益を与えたのではないかという疑いをかけられ、サッカー界から永久追放される可能性も取りざたされていた。
パケタはトリッキーなドリブルとパスで攻撃を組み立て、得点能力も高いMF。ブラジルの名門フラメンゴで頭角を現わし、ACミラン、リヨンを経て2022年8月からプレミアリーグのウェストハムで活躍していた。ブラジル代表でも55試合に出場して11得点を記録し、2022年W杯にも出場している。
24年7月を最後にブラジル代表から遠ざかっていたが、今年9月の代表戦に1年2か月ぶりに招集される可能性が出てきた。