【女子野球】福知山成美が打線爆発で１１年ぶり２度目の優勝　３打点の新谷早琴は履正社出身の兄に感謝「最高、ありがとう！」
４回２死満塁、福知山成美・新谷早琴が中堅へ２点適時打を放つ　（カメラ・豊田　秀一） 画像（1枚）

◆第２９回全国高等学校女子硬式野球選手権大会▽決勝　福知山成美（京都）１０―１岐阜第一（２日、甲子園）

　第２９回全国高校女子野球選手権は２日、甲子園で決勝が行われ、福知山成美（京都）が１５安打１０得点の猛攻で岐阜第一を下し、１１年ぶり２度目の優勝を飾った。０９年の創部から指揮を執る長野恵利子監督（５１）は「ここに立つ者にしか分からない景色がある。

選手は最高に輝いていた」と称賛した。４打数２安打で最多の３打点をマークした４番・新谷早琴（さき）一塁手（３年）は、兄が履正社で１９年夏の甲子園を制した世代のチームメート。メンバー外でスタンド応援に徹していた兄の思いも背負って頂点に立ち、「兄がいないとここには来られていない。兄と母が支えてくれた。最高、ありがとう！」と涙を流した。

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