カブス傘下マイナー3Aのアイオワ・カブスは2日(日本時間3日)、前田健太投手(37)を自由契約にしたことを発表した。前田が契約を破棄して、FAとなる見込みだ。

 前田は今季、2年契約の2年目だったタイガースで開幕を迎えたが7登板(先発0)で0勝0敗、防御率7・88と結果を残せずDFA(事実上の戦力外通告)となり、5月にカブスとマイナー契約を結んだ。だが、マイナーでも12登板(すべて先発)で、3勝4敗、防御率5・97とメジャー昇格へアピールをすることは出来なかった。

 前田は16年にドジャースでメジャーデビューし、ツインズ、タイガースでプレーして今季が米球界10年目。メジャー通算226登板(うち先発172)で68勝56敗、防御率4・20をマークしている。21年に右肘トミー・ジョン手術を受けて22年を全休し、23、24年は6、3勝にとどまっていた。

 マイナーでの直近2登板の7月23日(同24日)、29日(同30日)は6回1安打無失点、6回4安打1失点と好投。29日(同30日)の試合後には自身のインスタグラムで右肘手術後最速となる94・2マイル(約151・6キロ)をマークしたことを明かしていた。

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