ナ・リーグ西地区首位のドジャースを3ゲーム差で追うパドレスが、米東部時間7月31日午後6時(日本時間8月1日午前7時)のトレード期限を目前にして、大補強を敢行した。

 複数の米メディアが報じたところによると、パドレスはアスレチックスから最速167キロの26歳守護神のミラー、昨季11勝左腕のシアーズを獲得。

球団NO1有望株など4人の若手を放出しながら、打倒・ドジャースへ向けてトレードに動いた。放出される若手は、MLB公式サイトのプロスペクトランキングで球団内順位が1、3、13、17位の有望株だ。

 ミラーは常時100マイル(約161キロ)を越える剛速球が最大の武器で、メジャー2年目の昨季一気に開花して55登板で2勝2敗28セーブ、防御率2・49をマーク。今季もここまで38登板で1勝

2敗20セーブ、防御率3・76をマークしている。先発左腕のシアーズは昨季、メジャー3年目だった昨季自己最多の11勝を挙げ、今季もすでに7勝を挙げている。

 ナ・リーグ西地区は13~24年の12年間で11度ドジャースが地区優勝。パドレスは06年以来の地区優勝、球団史上初のワールドシリーズ制覇へ向けてドジャースには強いライバル心を示している。30日(同31日)に今季初勝利となる日米通算204勝目を挙げたダルビッシュ有投手(38)も試合後のNHKのインタビューでは「やっぱり日本の皆さんは(大谷、山本、佐々木の所属する)ドジャースに勝って欲しいと思っていると思うので、そこを僕たちがひっくり返したいなという気持ちはあるので、みんなで一丸になって頑張っていきたいと思います」と闘志をあらわにしていた。

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