◆JERA セ・リーグ 巨人4×―3DeNA(3日・東京ドーム)
巨人がDeNAにサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めて2位に再浮上した。1点リードの9回にマルティネスが2登板連続の同点アーチを浴びたが、その裏に途中出場の若林楽人外野手(27)が中越えへ接戦に終止符を打つ二塁打を放った。
若林が大切にする「神様」の言葉がある。7月26日のイースタン・西武戦(Gタウン)。ビジター側三塁ベンチにいた中村剛にあいさつすると「リラックスしろよー」と、いつもの笑顔で迎え入れられた。古巣時代から「いつもアドバイスもらってました」と打撃の助言を受けてきた大先輩だ。
歴代10位の481本塁打を誇るレジェンドからのアドバイスとは。「いつもシンプルで『リラックスしろよ』しか言わないんですよ。でも、そこに詰まっていると思うんです」。どんな場面の打席でも“おかわり流”で上半身の脱力を意識している。久々の再会でプレゼントされたバットを手に、1軍に戻ってきた。