巨人が先発ローテーションを再編して真夏の9連戦をスタートさせることが3日、分かった。5日からのヤクルト3連戦(東京D)は初戦を中5日で戸郷翔征(25)に託し、2戦目はプロ初先発となる森田駿哉(28)、3戦目は3か月ぶりの復帰戦となる田中将大(36)が先発する。
7月29日の火曜、中日戦で先発した西舘が上半身のコンディション不良、木曜に先発した井上が再調整で2日までに登録抹消。さらにこの日、右膝痛でグリフィンも離脱し、先発投手が3日連続で抹消となる緊急事態が起きた。首脳陣は慎重に検討を重ねた上で、7月30日の同戦で109球を投げて52日ぶりに勝利した戸郷をヤクルト戦のカード頭で投入することを決断。1軍昇格前まで2軍でローテを回っていた2年目左腕・森田を2戦目で抜てきし、7日を田中将に任せる。
日米通算199勝目を狙う田中将は、この日から1軍に合流。東京Dでキャッチボール、傾斜での投球などを行い「しっかり頑張ります」と決意した。阿部監督はDeNA戦後に「先発陣が離脱していっている。チームにとってすごく大きいけど」と現状を語りつつ「そこを若い選手だったり、支配下69人で残り試合をやりたいなと思っている。若い選手ね、すごい大事な試合だけど、いくしかないので。チャンスだと思って頑張ってもらいたい」と奮起に期待した。グリフィンの代役として9日のDeNA戦(横浜)は2年目左腕の又木鉄平(26)が務めることも判明。これが今季初先発となる。