◆JERA セ・リーグ ヤクルト8―1阪神(3日・神宮)

 一塁を回ったヤクルト・村上が、神宮の右翼席に向かって右手を突き上げた。3点リードの5回、中堅左に3試合ぶりの3号2ラン。

「久しぶりやなという感じで。うれしくて興奮していました」。7月29日のDeNA戦(横浜)で故障から復帰後6戦3発、今季の本拠初アーチに自身も酔いしれた。

 22年8月27日のDeNA戦(横浜)以来、3年ぶりに1試合4安打以上。4打数4安打で3打点を挙げて4連敗と阪神戦5連敗を阻止し、今季初めて本拠のお立ち台にも上がった。5回先頭で奥川が左中間二塁打を放っており「投手が打てて僕が打てないわけがないだろうと。ヤスに力をもらいました」と感謝した。

 「長い間、離脱して本当にもどかしかった。残りの試合でたくさんの勝ちゲームを見せられるように」と誓った主砲。5日からは今季自身初の巨人戦(東京D)に臨む。(阿見 俊輔)

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