5日に開幕する第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。3年ぶり11度目出場の旭川志峯(北北海道)は、第3日第4試合で広陵(広島)と激突。
旭川志峯は、望んでいたナイターゲームを引き当てた。午前と夕方に試合を行う二部制の第4試合は、午後6時45分開始予定。抽選前、稲葉遼主将(3年)と「夜やるか」と話していたという山本博幸監督(45)は「暑さは気にしないでできる。(環境への)慣れとか余裕という意味では、もうちょっと(試合までの時間が)欲しかったかな」と素直な気持ちを口にした。
ナイターでの試合経験はないが、日頃の練習では日が暮れても照明を点灯させて打撃、守備練習を屋外で行ってきた。今後も特別な対策の予定はなく、「暗い中でやってるので大丈夫。そこ(学校のグラウンド)から比べれば見やすいと思いますよ」と指揮官。稲葉主将も「普段から(夜に)やっている。あまり変わらない」と心配はない。
道勢は、対広島県勢に春夏合わせて1勝10敗。夏は0勝4敗といまだ勝利がない。
山本監督がエースで出場した旭川大高時代の1997年から初戦は7連敗中。連敗ストップ、そして現校名初勝利に向け、稲葉主将は「甲子園で勝つためにやってきた。勝てるようにやっていきたい」。旭川志峯の校歌を聖地の夜空に響かせてみせる。(島山 知房)