◆報知新聞社主催 エイジェックカップ第56回日本少年野球選手権大会 第2日 ▽2回戦 旭川大雪ボーイズ7―3今治中央ボーイズ(3日・大阪富田林バファローズスタジアムほか)
3年ぶり出場の旭川大雪ボーイズが今治中央ボーイズに7―3で勝利し、前回出場の2022年に続き初戦を突破した。今大会から背番号1を着ける最速134キロ右腕・樽井新太(3年)が5回途中1失点で試合をつくると、打線も2安打3打点をマークした5番・市川大心捕手(3年)の公式戦初本塁打などで粘る相手を突き放した。
旭川大雪が誇る二枚看板の一角・樽井が、全国でも実力を見せつけた。背番号「1」で初めて上がる公式戦のマウンド。「背負うものが違う」と普段とは異なる責任感を受け止めながらも、4回1/3を2安打1失点に抑えた。
試合前の投球練習が少なかったことで、序盤は変化球にキレがなかった。球数制限がある中、「1、2回に球数を使いすぎてしまった」と反省。それでも、回を重ねるごとに本来の姿を取り戻し、3回から2イニングで4奪三振。5回に1死満塁のピンチを迎えたところで降板したが、先発の役割を果たした。
きょう4日の3回戦では、8強入りを懸けて生駒ボーイズ(奈良)と対戦する。樽井は「きょうみたいには打ち崩せない。徹底して1個のアウトを集中してとっていきたい」と力を込めた。