◆米大リーグ カブス―オリオールズ(3日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 オリオールズの菅野智之投手が3日(日本時間4日)、敵地カブス戦の試合前に、敵軍の鈴木誠也外野手、今永昇太投手とフィールドで談笑した。前日の試合で、鈴木と4年ぶりに対戦した菅野。

メジャー21試合目の登板で、初の日本人対決だった。試合後は「こっちで対戦できるなんて夢にも思っていなかったです」と感慨深げに振り返った。

 前日の試合での鈴木の第1打席は、あわや本塁打という中堅への当たりが、風に押し戻されて中飛となり、第2打席は、球審の判定にも泣かされ、四球を与えた。第3打席は二ゴロ。

 「やっぱり、いい雰囲気を出している。調子はあまり良くない中でも自分の仕事は全うしている。改めてすごいバッター」と菅野が言えば、鈴木は「追い込まれたら難しいので、早いカウントでと思っていた。ミス待ちになるんですが、今日は少なかった」

 4年ぶりの対戦から一夜明け、最終戦の前に和やかに談笑し、互いの健闘を称え合った。ブルペン投球を終えた今永もその輪に参入。3選手と通訳、トレーナーらスタッフも交えた約10分間の“日本人交流”。束の間のリラックス・タイムを楽しんだ。

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