◆米大リーグ フィリーズ2―0タイガース(3日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)
フィリーズのカイル・シュワバー外野手が3日(日本時間4日)、本拠のタイガース戦に「2番・DH」で出場。4試合ぶりの38号を放ち、大谷翔平(ドジャース)に並んでナ・リーグトップに浮上した。
1―0で追加点の欲しい場面でシュワバーが打った。8回2死無走者、左腕ホルトンのカウント2ストライクと追い込まれた3球目の外角高めの直球だった。打球は角度32度、打球速度175キロ。中堅後方、飛距離133メートルの完璧アーチとなった。
スアレスがナ・リーグのダイヤモンドバックスからア・リーグのマリナーズに移籍したことで、シュワバーは本塁打で大谷とのマッチレースを演じ、打点も88としトップを走っている。
シュワバーは15日のオールスター戦で史上初めて突入した延長戦の本塁打競争「スイングオフ」にナ・リーグ3人の出場選手に起用。3スイング×3人の合計で争われ、2人目で登場すると全3スイングでスタンドインさせ、ナ・リーグに勝利をもたらし、MVPに選出。後半戦に入っても、その好調ぶりをキープ、後半戦に入って15試合で8発目と量産体制は続いている。