前田健太投手が4日、自身のインスタグラムでヤンキース3Aに入団することを発表した。

 ストーリーズにテキストのみの画像を公開。

「ヤンキースの3Aに移籍する事になりました!

 今回オプトアウトという日本ではあまり聞き馴染(なじ)みのない権利を使用して移籍する事になったのですが日本の記事には自由契約の文字もあったりしたからなのか たくさんの心配の声が届きました。カブスとの契約には自分から契約破棄ができるオプトアウトという権利が毎月あり、今回僕が行使したのは最後のオプトアウトの権利のタイミングでした!」とカブス3Aとの契約を自分から破棄できる権利“オプトアウト”を行使したと発表。

 「なので前向き、ポジティブな発表なはずが悪い方に捉えられている方、心配してくれた方が多くきちんと説明するのも公式に次のチームが発表されるまで書けなかったのでこのタイミングになりました。なので引き続き僕の戦いは続きます!応援よろしくお願い致します!」とつづった。

 前田はその後、退団したカブス3Aアイオワへの思いも追記。「チームメイト、スタッフのみなさんが本当に素晴らしくとても居心地が良かったです。自分が最悪の状態でこのチームに来てピッチングコーチ、チームメイトのおかげで改善する事ができました。居心地が良すきてオプトアウトするか悩みましたがやはり選手として挑戦する事、よりチャンスがある環境でプレーする事が大切だと思い移籍を選びました。初めてのマイナー生活ですがこのチームには感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝した。

 前田は今季、2年契約の2年目だったタイガースで開幕を迎えたが7登板(先発0)で0勝0敗、防御率7・88と結果を残せずDFA(事実上の戦力外通告)となり、5月にカブスとマイナー契約を結んだ。だが、マイナーでも12登板(すべて先発)で、3勝4敗、防御率5・97とメジャー昇格へアピールをすることは出来なかった。

 16年にドジャースでメジャーデビューし、ツインズ、タイガースでプレーして今季が米球界10年目。

メジャー通算226登板(うち先発172)で68勝56敗、防御率4・20をマークしている。21年に右肘トミー・ジョン手術を受けて22年を全休し、23、24年は6、3勝にとどまっていた。

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