オリックス・入山海斗(かいと)投手(25)が、5日の楽天戦(楽天モバイル)から1軍合流することが4日、決まった。期限前日の7月30日に育成から支配下登録され、救援の一角として期待される右腕。

準地元の東北でデビューするチャンスを勝ち取った。

 入山は22年の育成ドラフト3位で入団。大阪出身だが、岸田監督と同じ東北福祉大で技量を磨いた。今季のウエスタンでは14試合で防御率3・60。最速154キロの直球が武器で「真っすぐでファウルを取ったり、自分らしく力で押す投球ができれば」と思い描いた。

 チームは首位・ソフトバンクに8・5ゲーム差まで離され、5日の勝敗次第で自力優勝の可能性が消滅する危機だ。「チャンスをいただけたので、思い切ってやりたい」。ゆかりのある土壌で新芽が出れば、まだまだ浮上ができる。

 ◆入山 海斗(いりやま・かいと)2000年5月26日、大阪・守口市生まれ。25歳。日高高中津分校(和歌山)では甲子園出場なし。東北福祉大では仙台六大学リーグ通算1試合で0勝0敗。

22年に育成ドラフト3位でオリックス入団。1軍登板はなし。177センチ、78キロ。右投右打。

 〇…オリックス・紅林がレギュラー再奪取の覚悟を見せた。右肩痛が十分に回復し、5日の楽天戦(楽天モバイル)から1軍合流。離脱中は主に大里が遊撃を守り、代役以上の働きで貢献した。プロ2年目の21年から定位置を守ってきたが「ポジションは与えられるものではない。もう一度、取りにいく気持ちでやりたい」と決意新た。早ければ5日に自力優勝の可能性が消滅するチーム状況にも目を向け「少しでもいい流れを持ってこられるように」と言葉に力を込めた。

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