◆サントリードリームマッチ2025 ザ・プレミアム・モルツ球団9―9ドリーム・ヒーローズ(4日、東京ドーム)
プロ野球OBによる夢の球宴「サントリー ドリームマッチ2025」が4日、東京ドームで行われた。95年にスタートし、29回目を迎えた今年。
中島の豪快な打球が、ザ・プレミアム・モルツ球団を救った。2点のビハインドで迎えた9回無死一塁。能見の球を左翼中段まで運んだ。最大8点差を追いつく同点2ランで、引き分けに持ち込んだ。MVPを獲得し「このメンバーの中では最近まで野球をやっていたんで。初めて参加して、こんな賞をもらっていいのかな…。失礼しました」と謙遜した。
今季開幕直前の3月末に現役引退を表明し、7月31日に43歳になったばかり。春先まで現役続行を目指してトレーニングを続けていたとあって、能見も「打てるだろうとは思っていたけど、本当に打つとは」と、あぜんとするしかなかった。
昨年まで10連敗を喫していたドリーム・ヒーローズの田尾監督も松井、西岡、今江、T―岡田ら“若い選手”を招集し、連敗脱出へ執念を見せた。