◆米大リーグ フィリーズ―オリオールズ(4日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 フィリーズのK・シュワバー外野手(32)が4日(日本時間5日)、本拠地・オリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。2試合連発の39号2ランを放ち、ドジャース・大谷翔平投手(31)を抜いてナ・リーグ単独トップに浮上した。

 2点を追う3回2死一塁。1ボールからの2球目、左腕・ポビッチの92・5マイル(約148・9キロ)直球を捉え、打球速度110・9マイル(約178・5キロ)、角度35度、飛距離427フィート(約130・2メートル)で右翼アッパーデッキへの特大アーチとなった。

 リーグ本塁打王争いは、7月末のトレード期限でE・スアレス内野手(34)がDバックスからア・リーグのマリナーズに移籍。リーグをまたいだ移籍は数字が引き継がれないことから、大谷とシュワバーの一騎打ちとなっている。シュワバーは39号2ランで90打点にメジャー最速で到達。本塁打、打点の2冠となっている。

 シュワバーは7月15日(同16日)のオールスター戦で史上初めて突入した特別延長の本塁打競争「スイングオフ」に出場。両リーグともに3人×3スイングの合計本数で勝敗が決まるルールで、シュワバーはナ・リーグの2人目で登場。3スイングで全てスタンドインさせて勝利をもたらし、MVPに選ばれた。後半戦はこれで16試合で9発と量産態勢が続いている。

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