◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(6日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が6日(日本時間7日)、本拠地・カージナルス戦に「1番・投手」でスタメン出場し、1点を追う3回1死二塁の2打席目に、10試合、48打席ぶりの39号逆転2ランを放った。

 初回先頭の1打席目には敵失で出塁した大谷。

投げては2回まで2イニング連続の3者凡退で抑える好発進を切ったが、3回に2死三塁でセーフティーバントが内野安打になって先取点を与えたが、すぐに自らのバットで逆転した。3回1死二塁の2打席目にカウント1―1から先発左腕・リベラトレのシンカーを左中間席に運んだ。10試合、48打席ぶりのアーチは39号逆転2ラン。打球速度109・5マイル(約176・2キロ)、打球角度33度、飛距離440フィート(約134メートル)の特大弾だった。イチロー、松井秀に続く日本人3人目のメジャー通算1000安打目にもなった。

 大谷の本塁打は、7月25日(同26日)の敵地・レッドソックス戦以来10試合ぶり。4日(同5日)にはシュワバー(フィリーズ)にリーグ本塁打王の座を譲り、リーグ最速の40号もシュワバーがつかんだ。3年連続本塁打王へ向けて食らいつく久々のアーチとなった。

 前日の本拠地・カージナルス戦では、初回先頭の1打席目に右中間への二塁打を放って先制点の口火を切り、チーム35試合ぶりとなる2ケタ得点での快勝に導いた大谷。4打数2安打3得点1盗塁と存在感を示した。一方では、この日の1打席目に一塁手の失策で出塁したが、47打席連続本塁打なしとなって今季ワーストとなっていた。今季3発目となる登板日の本塁打「リアル二刀流弾」で3年連続4度目のシーズン40本塁打に王手をかけた。

 この日は今季8度目の登板。前回登板の7月30日(同31日)の敵地・レッズ戦では、「初回から感じていた。何とかだましだましだった。最後はなかなか難しかった」と、今季最長で最多となる4回途中で51球を投げたが、「右でん部のけいれん」で緊急降板。体調不良もあったが打撃では降板後も出場を続け、大事には至らなかった。

 ◆大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)

 ▽18年 22本

 ▽19年 18本

 ▽20年  7本

 ▽21年 46本

 ▽22年 34本

 ▽23年 44本★

 ▽24年 54本★

 ▽25年 39本

 

 ◆大谷の年度別安打数

 ▽18年  93本

 ▽19年 110本

 ▽20年  29本

 ▽21年 138本

 ▽22年 160本

 ▽23年 151本

 ▽24年 197本

 ▽25年 122本

 ◆登板日の本塁打

 ▽18年 同時出場なし

 ▽19年 登板なし

 ▽20年 同時出場なし

 ▽21年 3本

 ▽22年 2本

 ▽23年 7本

 ▽24年 登板なし

 ▽25年 3本

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