第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)に3年ぶり出場の旭川志峯(北北海道)は、7日の第4試合で広陵(広島)と対戦する。前日6日は兵庫県内で約2時間の全体練習。
旭川志峯のタフネス右腕・河合が聖地でもマウンドに立ち続ける。北北海道大会決勝では9回184球完投。広陵戦でも「何百球でも気合で投げたい。気持ちの部分では絶対に負けないようにしたい」と初のナイター試合に向けて腕をまくった。
5日に行った実戦形式の練習で3イニングに登板。試合を翌日に控えた6日は、ブルペンに入らずキャッチボールで最終調整した。「良くも悪くもなくという感じ。気持ち的にも体的にもいい状態に持っていけるように準備したい」。山本博幸監督(45)は「この後ゆっくり考えたい」と投手起用について白紙を強調したが、先発マウンドに上がればエースとして最後まで投げ抜くつもりだ。
栗山町出身。両親の営む酒店に日本ハム・栗山CBOが訪れていた縁もあり、幼い頃に指導を受けた経験を持つ。
チームは、指揮官がエースとして出場した97年から初戦は7連敗中。この日着用の記念Tシャツをプレゼントしてくれたヤクルト・沼田翔平投手(18年)、広島・持丸泰輝捕手(18、19年)らも勝利にはあと一歩届いておらず、「連敗を止めるというか、勝ちにこだわってやりたい」。32年ぶりの白星奪取へ。背番号1が強敵に立ち向かう。
(島山 知房)