第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)の第6日第2試合で東海大熊本星翔と対戦する北海(南北海道)は6日、兵庫県内で全体練習を行い、長南凜汰郎捕手(2年)が中学時代のチームメートに負けない活躍を誓った。
北海・長南が、かつてのチームメートの活躍に刺激を受けている。
6日の第1試合で鳥取城北に勝利した仙台育英(宮城)の1番・田山纏(まとい)外野手(2年)は、江戸崎ボーイズ時代のチームメート。中学卒業時には「甲子園で会おう」と約束を交わしていた。開会式では、北海・吉井天星内野手(3年)を含めた同ボーイズ出身の先輩後輩6人で健闘を誓い合い、まずは田山が2本の二塁打で4打数2安打1打点をマーク。試合途中までテレビで観戦した長南は「ライバルであり親友。負けてられない」と腕をまくり、この日の全体練習で汗を流した。
南大会終了後66キロまで減った体重が、大阪入り後8日間で71キロまで増加。茨城県出身で関西の暑さも気にならないと言い、「体重が増えたことが打撃にもつながっている。本当にいい状態」。守備では扇の要、打線では4番を担う背番号「2」がさらに調子を上げていく。