第107回全国高校野球選手権(甲子園)は7日、天候不良が予想されるため、午前の部(横浜―敦賀気比、高知中央―綾羽)が中止となった。

 春夏通じて甲子園初出場の綾羽(滋賀)は、聖地初陣が中止となった。

さらに、試合は8日の第4試合(18時45分)に順延。北川陽聖主将(3年)は、「普段通りやることは明日も変わらないので、いつも通り臨みたい」とし、ナイターについては「自分たちのグラウンドはしっかりしたナイター設備はないんですけど、球場を借りて練習をしたのでそこは大丈夫だと思う」と明かした。

 この日は、室内練習場で打撃練習と軽いノック、投手は投球練習を行い汗を流した。「慣れない環境の中で、どれくらい声を出していいのかとか気にしているところがあった。『ええんやで、いつも通りやで』という話はしました(笑い)」と千代純平監督。その後は活気ある練習に戻り、充実の時間を過ごしたという。「甲子園練習、開会式リハーサル、開会式と今日の4回、試合当日までに来させてもらって、そういう意味では甲子園に来ることになれ始めているというか、それはすごくありがたい」。チーム目標は初出場初勝利。一度きりのチャンスへ、ナインは最後まで調整を続ける。

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