◆米大リーグ レンジャーズ―フィリーズ(8日、米テキサス州アーリントン=グローブライフフィールド)

 フィリーズのK・シュワバー外野手(32)が8日(日本時間9日)、敵地・レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。ナ・リーグ本塁打王争いで2位のドジャース・大谷翔平投手(31)に再び2本差とする3試合ぶりの41号ソロを放った。

 0―0の初回1死。2ボール2ストライクからの5球目、右腕・ケリーの93マイル(約149・7キロ)カットボールを捉えた。見逃せばボールの高めの球だったが、右翼ポールを直撃。打球速度115・4マイル(約185・7キロ)、打球角度28度、飛距離444フィート(約135・3メートル)だった。

 シュワバーは4日(同5日)のオリオールズ戦で39、40号を連発し、当時38本だった大谷を抜いてリーグトップに浮上した。1本目は2点を追う3回2死一塁で右翼アッパーデッキへの特大アーチ。2試合連発の39号2ランで大谷を抜いてナ・リーグ単独トップに浮上した。2発目は7-3で迎えた6回2死満塁、甘く入った直球を右中間へ放り込む、40号グランドスラム。40本塁打は2年ぶり自身3度目。112試合目での大台到達は球団史上最速だった。

 リーグ本塁打王争いは7月末のトレード期限でE・スアレス内野手(34)がDバックスからア・リーグのマリナーズに移籍。リーグをまたいだ移籍は数字が引き継がれないことから、大谷とシュワバーの一騎打ちとなっている。

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