◆米大リーグ ドジャース―ブルージェイズ(8日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースの右肩を痛めて負傷者リスト(IL)にしている佐々木朗希投手(23)が8日(日本時間9日)、本拠地・ブルージェイズ戦を前に復帰後3度目のライブBPを行った。3イニングを想定しており、コールらを相手に計46球で、打者9人に対して、安打性の当たりは1本、四球1。
三塁ベンチ前で見守ったロバーツ監督は「テンポよく3回を投げ切りました。ストレートは良かったですし、スプリットも良かったです。今日は我々が望んでいたことは達成できたと思います」と話し、「彼がフォームや状態に本当に自信を持ち、打者に向かって集中していける段階に達するのを待っているところです。まだそこには至っていません」と、次回のリハビリ登板については慎重な姿勢を示した。
メジャー1年目の朗希は、開幕ローテ入り。東京ドームで開催された開幕2戦目で先発し、5月3日(日本時間4日)の敵地・ブレーブス戦では、メジャー7試合目の登板で初勝利もつかんだ。だが、同9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦での登板を最後に右肩インピンジメント症候群のためIL入りした。ノースローの期間も長かったが、7月中旬にはブルペンでの投球練習を再開。米アリゾナで実戦的な打撃練習(ライブBP)への登板を再開させ、この日は3度目のライブBPだった。
同5日(同6日)には、約3か月ぶりで負傷後初めてメディア対応し、現状については「健康面はもうだいぶ良くて、(肩の)不安もないですし痛みもない」と報告。米メディアから今季中に復帰できる可能性を問われると、「今シーズン戻れるとは思ってます。
ブルペンでは、新球ツーシーム習得に励んでいることを明かし、「実戦で使っていくつもりですし、ライブ(BP)でも投げた。何度も何度もバッターに投げて、どういう風な反応だったりとか、自分がどういう課題が出てくるのかを何回か投げて確かめる必要がある」と話していた。