◆第107回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 西日本短大付4-3弘前学院聖愛=延長10回タイブレーク=(9日・甲子園)

 弘前学院聖愛(青森)は西日本短大付(福岡)にタイブレークで敗れ、2013年以来の初戦突破を逃した。

 先発の芹川丈治投手(3年)は10回6安打4失点の粘投。

「反省する部分はあるけどやりきった」と、悔しさをにじませながらも充実の表情を見せた。

 2年生の田崎光太郎は、春に右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂。チーム作りに徹し、5月には主将に就任した。プレーが出来ない中で必死に声を張り、チームの中心に立った背番号10は「甲子園はいい場所だった。相手の応援にも乗ってみんな楽しんでいた」と振り返った。

 原田一範監督(47)は試合前、ナインに対し「ディズニーランドに来たような気分で楽しんで。大阪だからUSJでも」と進言したと笑いながら明かす。笑顔で堂々とプレーした選手たちを「格上相手によく頑張った。よくやってくれました」とたたえた。

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