阪神は9日、SGLでインドネシアの子どもたちを対象に球団OBによる野球教室を実施した。

 秋山BA(ベースボール・アンバサダー)、陽川アカデミーコーチ、江越アカデミーコーチが参加。

2024年「第1回アジア甲子園」の出場者から選ばれた13選手と約2時間半、交流した。参加者は前日8日は夏の甲子園を現地観戦し、“本物”を体感した。

 「アジア甲子園」は元巨人の柴田章吾氏(36)が代表理事を務める一般社団法人「NB.ACADEMY」が主催。日本の高校野球の熱狂と感動をアジア全域に広める国際大会で、甲子園での汗と涙のドラマをアジアでも再現し、異文化交流と野球の普及を目指している。すでに今年12月に第2回大会の開催が決まっており、近日中にも詳細が発表される。柴田氏は「日本の甲子園は100年続く歴史があり、みんなが行きたい場所。アジアで野球をやっていたら、この大会で優勝したいとみんなが目指す場所にしたい。時間はかかると思いますが、センバツとかに出場できたらいい」と未来図を描いている。

 「言葉は関係ない。より野球を楽しんでもらいたいですし、いつもとは違う充実感があった」と秋山BA。参加したゲルハルド・ナザニエル・ウン選手は「こういう機会はありがたいことです。秋山さんから反復練習が大事と言われ、すごく勉強になりました。

将来は野球の通訳者になりたい」と目を輝かせた。

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