◆第20回全日本女子硬式クラブ野球選手権第1日(9日、千葉・なごみの米屋ぴーちゃんフィールド大谷津ほか)
女子硬式野球のクラブチーム日本一を決める大会が9日、36チームが参加して千葉県成田市などで開幕。1回戦が行われた。
昨年から茨城県初の女子クラブチームとして活動を開始したが、選手が足りないため昨年大会やリーグ戦・ヴィーナスリーグは全府中(東京)の一員として戦っている。19人まで増員しこの日が茨城GGのユニホームを着る初の公式戦。2回までに連打を浴びて5点を失ったが、3回には数田彩乃の適時打などで2点を返す粘りをみせた。
「これまでこのユニホームを着ていたのは(男子チーム監督の)私だけだったので、不思議な感覚」と語った片岡安祐美監督は、新品のユニホームでプレーしたナインの姿に「みんなこのユニホームが着たくて仕方が無く、楽しみにしていたので、みんないい顔をしていました」と笑顔。相手と1安打差の8安打ながら1点しか挙げられなかった打線を「思い切りよく頑張ったので、勝たせてあげたかった。最後まで明るく元気によく頑張りました」とたたえた。
女子プロ野球でプレー経験を持つ主将の岡田桃香は、小さい頃から知る地元の茨城GGに女子チームが出来ると知って、一度は考えた引退を延ばしてプレーする。「このユニホームで試合をしたかったので、負けたんですが楽しかった。もっと試合したかったです」と語った。片岡監督も、試合後選手がなかなかユニホームを着替えずに記念写真を撮るナインの姿に「みんな注目してくれたので、あとは結果が伴わないと。