◆米大リーグ ブルワーズ3―2メッツ(8日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 メッツの千賀滉大投手が8日(日本時間9日)、敵地のブルワーズ戦に先発登板したが、5回途中3失点で4敗目(7勝)を喫した。

 初回にソトの先制27号ソロ、2回にマルテの5号ソロで1点ずつ援護をもらった千賀は、4回まで1安打投球。

8勝目の権利が見えた5回、先頭のパーキンスをボテボテの投ゴロに打ち取ったが、丁寧に捕りにいって捕球エラー。無死一塁とすると続くチュラングに真ん中に入ったカットボールを右中間へ運ばれる9号同点2ランを被弾した。その後1死から四球、打撃妨害、四球で満塁とされると、ここで降板となった。

 2番手で登板したライリーはコリンズに押し出し死球を与え、千賀に3失点目が記録された。千賀の成績は4回1/3で79球を投げて2安打3失点(自責1)3四球2奪三振、防御率は2・30となった。

 5回に突然崩れた千賀は「普通に(捕球で)ミスをして、投げるところもミスった。ミスをしたっていうところが一番の原因」と振り返ると「中盤を超えることが今できていない。とにかくゼロのイニングをたくさん増やして、球数もイニングもちゃんと投げれるようにしたい」と話した。

 右太もも裏負傷による負傷者リスト入りから7月11日に約1か月ぶりに戦列復帰。その初戦のロイヤルズ戦こそ4回無安打だったが、その後直近3先発連続で4点、3点、4点と失点が目立っていた。復帰後5度目の登板でも勝利はならなかった。

 対するブルワーズは7月に11連勝をマークするなど一気にメジャー最高勝率に踊り出し、直近11戦でも10勝1敗。

ポストシーズンでも対戦が想定される難敵相手に痛い黒星を喫した。

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