◆第107回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 市船橋―明豊(9日・甲子園)

 市船橋の名物応援でもある“市船ソウル”が6回、聖地に鳴り響いた。

 5点を追う6回1死二塁、3番の花嶋大和(3年)が打席に入ってブラスバンドがメロディーを奏でると、スタンドのファンから手拍子が沸き起こった。

その後押しを受けてか、花嶋は平凡な三ゴロを一塁への魂のヘッドスライディングで内野安打に。結局無得点に終わったが、静かだった一塁側アルプスは一気に元気を取り戻した。

 応援団は2800枚のチケットを用意したが2000枚以上がなくなり、アルプス席はおそろいのグリーンのTシャツを着た生徒、学校関係者、千葉から駆けつけたファンで満席になった。応援団担当者は「終盤、市船ソウルをたくさん演奏できる展開になれば」と逆転を期待していた。

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