◆JERA セ・リーグ DeNA3―4巨人(9日・横浜)

 丁寧なフィニッシュで、NPB通算200セーブに王手をかけた。R・マルティネス投手(28)が143キロのスプリットを低めいっぱいに沈めた。

一発出れば逆転の9回2死一塁から、佐野を三邪飛。3登板連続でセーブに成功し、両リーグ単独トップの33セーブ目をマークした。7投手でつないできた3時間44分をゼロで締め「いつもと一緒。最初のアウトを取ることだけ考えていた」と汗をぬぐった。

 最速155キロの直球が精度よく走り、先頭から計7球で2者連続三振。その後、中前打を浴びたが、走者をケアしつつ落ち着いて仕事を全うした。「数字(200セーブ)のことはあまり考えたくないけど、こうやって健康にずっと気をつけてプレーしてきて、練習、食事にも気をつけてきた成果がこういう結果につながっていると思う」。達成なら史上11人目。きょうにも決める。(堀内 啓太)

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