◆米大リーグ ブレーブス7―1マーリンズ(9日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 米大リーグで史上初となる女性審判が公式戦の舞台に立った。ジェン・パウォル氏(48)が9日(日本時間10日)、マーリンズ―ブレーブスのダブルヘッダー第1試合で一塁塁審を務めた。

 後ろに束ねたヘアスタイルでサングラスを着用したパウォル審判は2回表、マーリンズのヒックスが遊ゴロに倒れるとアウトの初コールを行った。パウォル審判の歴史的偉業をたたえるメッセージを持参したファンも多数球場を訪れていた。

 パウォル氏は過去10シーズンでマイナー全階級で1200試合以上を裁いてきた。MLB公式サイトによると、女性審判は過去にも挑戦者がいたが、MLB春季キャンプや2Aでとどまっていたという。パウォル氏は「審判は自分のDNAに刻まれている。長く険しい道のりだったが、仲間や関係者のおかげで成長できた。若い世代に可能性を示せる存在になりたい」と話している。

 第2試合は三塁塁審、10日(日本時間11日)には球審を担当する予定。

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