◆全日本プロレス「熱闘!サマーアクションウォーズ2025」(長野・エア・ウォーターアリーナ松本)観衆1596

 全日本プロレスは10日、長野・松本市のエア・ウォーターアリーナ松本で「熱闘!サマーアクションウォーズ2025」を開催した。

 メインイベントで三冠ヘビー級王者・斉藤ジュンが青柳優馬と7度目の防衛戦を行った。

 ふるさとの松本市で満を持しての挑戦となった青柳優との防衛戦は、白熱の攻防を展開。一進一退の息詰まる激闘は、ジュンがDays Goneで挑戦者を沈め7度目の防衛に成功した。

 勝利のリングでマイクを持った王者は「オレはこの全日本プロレスに、プロレスの右も左も分からずに入ってきた。そんな時、イチからオレに基本を教えたのは青柳優馬、アンタだった。オレが今、三冠チャンピオンとしてこのリングに立っているのは間違いなく青柳優馬、アンタのおかげだ。ありがとう」と感謝を伝えた。

 放送席には右肩の負傷で欠場した弟・レイが見守ったが「オレがこのベルトを防衛し続けて、三冠チャンピオンとしてこのリングを守り続ける。アイツがいつか帰ってきて、また挑戦を受けられるようにな。だから、今は安心して肩を治せばいい。オレはずっとオマエが帰ってくるのをリングで待ってるぜ」とメッセージを送った。

 勝利の儀式「スイーツタイム」では松本産のスイカにかぶりつき「甘くて美味しいなぁ。みずみずしくて、シャキシャキしてて、オレは今、最高に夏を感じている。

みんな欲しいか?今日は独り占めするぜ」と満面の笑みを浮かべ、8・24後楽園ホールで開幕する最強決定トーナメント「王道トーナメント」へ「三冠チャンピオンとして王道トーナメントを優勝するから、オマエらはそれを楽しみにしているがいい」と宣言した。

 一方、敗れた青柳優はバックステージで「チクショー。やっちまった…。地元でとりたかった…」と唇をかみ「でも、松本にお越しの皆さん、今日は応援ありがとうございました。次があるかまだ分かりませんが、次ある時は必ず皆さんの応援にお応えするように努力します。ありがとうございました」とふるさとのファンに感謝していた。

 ◆8・10松本全成績

 ▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負

○鈴木秀樹(4分55秒 スリーパーホールド)井上凌●

決着時間

 ▼全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合 60分1本勝負

王者組・大森北斗、羆嵐、○他花師(10分39秒 パイナップルボンバー→片エビ固め)挑戦者組・越中詩郎、黒潮TOKYOジャパン●、立花誠吾

 ▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負

○ライジングHAYATO、田村男児(8分29秒 高角度後方回転エビ固め)”ミスター斉藤”土井成樹、セニョール斉藤●

 ▼第4試合 ゼンニチ本隊 vs HAVOC 6人タッグマッチ 30分1本勝負

芦野祥太郎、○ザイオン、オデッセイ(11分05秒 ダイビングヘッドバット→片エビ固め)宮原健斗、デイビーボーイ・スミスJr.、MUSASHI●

 ▼第5試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負

○綾部蓮、タロース(15分14秒 デスルーレット→片エビ固め)本田竜輝●、関本大介

 ▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○挑戦者・青柳亮生(20分54秒 ファイアーバードスプラッシュ→片エビ固め)王者・吉岡世起●

 ▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・斉藤ジュン(21分57秒 Days Gone→片エビ固め)挑戦者・青柳優馬●

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