◆テニス ▽シンシナティ・オープン(11日、米オハイオ州シンシナティ)

 女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング94位の伊藤あおい(SBCメディカルグループ)は、今年の全豪優勝で同6位のマディソン・キーズ(米国)に4-6、0-6のストレート負けを喫した。

 しかし、4大大会に次ぐWTA1000レベルのカナダ・モントリオール、米シンシナティの2大会で、世界ランキングのポイントを上積みし、18日に発表される最新世界ランキングでは82位前後に上昇予定。

内島萌夏(安藤証券)を抜き、大坂なおみ(フリー)に次いで日本NO2に躍進する。

 伊藤が予定している次戦は、18日から始まる4大大会の全米予選だ。80位前後なら、通常、4大大会は本戦入りだが、タイミングが悪く、世界ランキングが上昇したのは、8月上旬に設定されている全米の締め切り終了後。全米のエントリーに、この好成績は反映されない。

 4大大会は、本戦で1回勝つより、予選3試合を勝ち上がる方が難しいと言われる。好調、伊藤にとっても、そう簡単には勝ち上がれない。本戦出場予定者から欠場が出れば、予選に出場予定選手が繰り上がる。すでに3人が欠場を決定しており、予選のリストから3人が本戦入りを果たした。伊藤まで残り数人ほど。自称「へにょへにょテニス」が幸運を引き寄せるか。

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