性暴力を認定された中居正広氏(53)とフジテレビとの一連の問題を巡り、第三者委員会から「不適切な会合」と認定された懇親会に、歌手で俳優の福山雅治(56)が参加していたと、所属事務所が18日、明らかにした。福山はこの日発売の「女性セブン」の記事で、懇親会の場で性的内容を伴う発言をしたことを認め「深く反省しております」とコメントした。

 会合はフジ元専務の大多亮氏(66)が開催。第三者委の報告書によると、同氏主催の会合は2005年頃から(19年頃まで)年に1、2回の頻度で開かれていた。最初は大多氏と2人で食事していたが、その後は女性アナウンサーも参加。これまでに同社の女性アナウンサーが少なくとも19人(退職者を含む)が出席していた。下ネタ的な性的内容を含む会話が不快だったと感じた出席者がいた。

 福山は第三者委からヒアリングの協力要請を受け、多忙を理由に書面で回答。報告書によると、番組出演者からLINEで「女子アナの皆様との会、よろしくお願いします」「新人アナに会いたいねぇ」などと依頼され、大多氏がこれに応じる形で会合をセッティング。大多氏からも飲み会の開催を呼びかけた事実が確認された。福山は「女性アナウンサーを呼んでほしいと依頼したか」や、会合での「性的発言や質問の有無」について、いずれも「一切ございません」という認識を示していた。一方、「女性セブン」のインタビューでは「不快な思いをされた方へのおわびの思いが伝わることを願っております」と述べた。

 所属事務所のアミューズはこの日、「あくまで仕事先の会食にお招きいただいたとの認識」と釈明。「一連のフジテレビ問題で取りざたされているような問題はありませんでした」とした。

また「第三者委のヒアリング要請を多忙を理由に拒否」という女性セブンの記述に抗議。書面での回答になったが「真摯(しんし)に対応させていただきました。『拒否』した事実は一切ございません」と否定した。

 フジテレビは「福山さんによるハラスメント行為があったという申告は確認されておりません」とコメントしている。

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