ジュニアの藤井直樹、岡﨑彪太郎が23日、東京・サンシャイン劇場で開幕した舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」(31日まで)囲み取材会に出席した。
コロナ禍で甲子園への夢を絶たれた元高校球児(藤井)が、戦時中の1942(昭和17)年にタイムスリップ。
藤井は、元高校球児で大学4年生の森下令児を演じる。「実際にこたちゃん(=岡﨑)と甲子園球場をみに行かせていただき、すごいエネルギーを感じた。高校球児たちの熱い思いに負けないように演じたい」と刺激を明かした。
昭和17年の高校球児役の岡﨑は、丸刈り姿で登壇。この日、夏の甲子園決勝(沖縄尚学―日大三)が行われたことから「今日は甲子園の決勝ですし、(本作で描かれる)1942年のこの日に幻の甲子園が開幕した日でもあるので、高校球児たちの思いを感じながら演じたい」と気合十分に語った。
藤井は、高校時代はエースピッチャーという役柄だが、自身は野球未経験で稽古に励んできた。監督役の永井大は「日に日に上達していった。迫力あるフォームになっている」と成長ぶりに太鼓判。本作の野球監修を務めた元阪神・今成亮太さんに個人指導を受けたといい「おかげさまでフォームもよくなった。だいぶまっすぐ投げられるようになった」と自信をのぞかせた。