お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平が22日深夜放送のTBS系「有田哲平とコスられない街」(金曜・深夜0時48分)に出演し、6年前の「アンタッチャブル」電撃復活の舞台裏を明かす一幕があった。

 この日、「アンタッチャブル」柴田英嗣、「FRUITS ZIPPER」鎮西寿々歌らと東京・広尾の街を歩いた有田。

柴田が2019年に有田が総合演出を務めるフジテレビ系「全力!脱力タイムズ」で相方の山崎弘也と10年ぶりのサプライズ復活を果たした際について鎮西が「いつから、そういう話が行われてたんですか?」と問いかけると、当の柴田は「俺も知らないもん」とポツリ。

 柴田は2010年に女性問題で1年間謹慎。その後、個人での活動は再開したものの山崎とのコンビでの活動は一切なく、当時は事実上の解散状態だった。

 ここで“仕掛け人”だった有田が「あそこでアンタッチャブル復活とか言ってるけど、そもそもコンビじゃんか。解散してたわけじゃないんだよ。そこは説明しないと分からないんだよ。復活も何も解散とかしてるわけじゃないからさ」と口を開くと、柴田は「単純に謹慎して、芸能界にいられなくなっただけだから。女性問題じゃん。女性問題起こして謹慎するじゃん。一緒にできなくなっちゃったわけ、ザキヤマと。それだけの話よ」と説明。

 「戻ってきても山崎と一緒にやってた番組は俺はレギュラー外されてるから、できないわけよ。

どうやって復活して、また2ショットで(舞台に)立とうかっていうのが10年続いちゃったところを有田さんが手を差し伸べてくれた」と振り返った上で「(電撃復活が)いつから決まってて、どういう話か全然知らない」と続けたところで、有田は「ザキヤマはザキヤマで柴田のことは心配するじゃない? 『どこかで一緒にやりたいんだけど』みたいな相談はずっと受けるんだけど、もちろんザキヤマも気持ちの整理がついてない時もあれば、ライブでちっちゃく2人の漫才で始めようかなとかいろいろアイディアがあったのよ」と回顧。

 「その時に『そういえば言いたいことがあったんですよ』みたいな山崎にしては、わざとらしく手を震わせながら(言ってきて)。『何?』って聞いたら『そろそろ復活したい』って言うから」と続けた。

 「(山崎から)冠番組とかないから『脱力タイムズとかどうなんですか?』って言われて。脱力タイムズは俺も(スタッフとの)会議とか出てるし、(騒動に)関係ないって言ったら関係ないじゃん。(オンエアまで)半年くらいかけて協力して(実現させた)」と舞台裏を明かすと、柴田は「それを普通の回で普通にやってくれて」と感謝したものの「そんなに数字(視聴率)も良くなかったみたい」とオチをつけた。

 その上で「そんなに前から仕込んでくれてたんですね」と頭を下げた柴田に有田は「ただ、柴田はオンエアを見てた通り『ウワ~ッ!』ってひっくり返ってただけなんだけどさ。(柴田は)何も聞かされずに来てて(ニセ山崎の)小手(伸也)さんと漫才するっていうね。でも、小手さんと入れ替わる時、仕掛け人の山崎の手を引っ張ったら、めっちゃ震えてるんだよ。光のある所に出てきたら、唇が真紫だった。でも、やれと言ったら、見事なほどのアドリブで」と、その際の山崎の緊張ぶりを明かした。

 そして、最後には「今は何もなかったように2人で一緒に出てるよね」とチクリと言い添えていた。

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