◆新潟記念追い切り(8月27日、美浦トレセン)

 サマー2000シリーズ最終戦、第61回新潟記念・G3(31日、新潟)の追い切りが27日、各地で行われた。

 馬なりでもスピード感は十分だった。

エネルジコは美浦・Wコースでグランジョルノ(3歳3勝クラス)を3馬身追走。直線は6ハロン83秒6―11秒5で楽々と併入に持ち込んだ。高柳瑞調教師は「(強い)追い切り自体はそこまで必要ないので全体時計はそこまで求めていませんでしたが、動き自体はスムーズだったと思います」と評価した。

 青葉賞で無傷の3連勝を達成したが、激走のダメージが大きく日本ダービーを回避。「頼りない感じというか体質の弱さというのはまだあって、春より少しましかなくらいですね」とトレーナーの見立ては控えめだが、帰厩後の調整自体は順調そのもの。「前回もそうだし、今回も落ち着いているので、平常心で臨めるのでは」と能力全開での4連勝に期待した。(西山 智昭)

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