日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子新会長が28日、東京都庁を訪れ、会長就任後、初めて小池百合子都知事を訪問した。

 橋本会長は「(6月末の就任後)すぐに来ることができず大変申し訳なく思っています。

そういう中でこうして正式にJOC会長の就任のご挨拶の機会をうれしく思っています。また、東京五輪・パラリンピックの組織委員会の会長の折には、1年延期という大変、困難な状況のなか、開催をご理解をいただいて、そして成功に導いていただいたことに感謝しています」と冒頭で感謝を述べた。

 東京世界陸上(9月、東京・国立競技場)が行われることにも触れ、橋本会長は「来月は世界陸上、デフリピックがあります。そういう中では知事とともに東京大会のレガシーも含めて、東京都やあるいは日本全体としてスポーツというものの産業を、もっと構築させていただくためにオリンピック委員会の会長として小池知事と歩ませていただきたいと思っていますので、これからもぜひご指導を賜りたく思います」と協力を仰いでいた。

 小池都知事は「(東京2020大会は)大変、困難のなか、組織委員会の会長としてご協力いただいて、すばらしいレガシーを残すことができました。歴史に残る大会になったと思います。すばらしい成功をベースにしながら今後のJOCの運営に生かしていただくことを大変、期待をしております」とエールを送った。

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