8月30日の新潟メイン・日本海S(3歳上3勝クラス、芝2200メートル=16頭立て)は、1・4倍の圧倒的な支持を集めたゲルチュタール(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ブリックスアンドモルタル)が勝ってオープン入りを決めた。勝ち時計は2分12秒1(良)。
3年連続で3歳馬が勝利。道中は好位4番手の絶好位を確保。勝負所で早めに押し上げてきたウインオーディンと長い攻防になり、首差で退けた。坂井瑠星騎手は「一戦ごとに力をつけていますし、道中の雰囲気がだいぶ良くなっているのを感じました。早めに来られましたけど、かわされる感じはなく、この先が楽しみになる内容でした」と充実を実感。
杉山晴調教師は「1本かぶりの人気で早めに来られたぶん、どうかなと思ったが、かわされる感じはなかったと騎手も言っていた。暑いなかよく頑張ってくれたし、いい状態で次に行ければ」と話した。
同レースは23年の勝ち馬ドゥレッツァが菊花賞を制覇。24年のヘデントールは2着と、2年続けて菊の舞台で連対馬を送り出している。指揮官は今後について明言はしなかったが、秋の活躍が期待される。