◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 第3日(30日、福岡・芥屋GC=7293ヤード、パー72)
2位で出た坂本雄介(27)=jioworks=が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68をマークし、71の石塚祥利(しょうり、22)=芥屋GC=、68の蝉川泰果(24)=アース製薬=と並ぶ通算14アンダーの首位に浮上した。先月末に新型コロナ「ニンバス」に感染して試合を棄権し、約2週間は自主隔離して体重は3キロ減。
拍手とどよめきに包まれた。坂本は、1番ティーグラウンドで自身が5年連続で登場曲に選んだ松田聖子の「青い珊瑚礁」が流れる中でスタート。「歌の雰囲気が好きで、よく聴く」と自身が生まれる18年前、1980年に発売された昭和の名曲をパワーに変え、68の好スコアで首位に躍り出た。
圧巻は6番パー5。残り215ヤードの第2打を3メートルに寄せてイーグルを奪った。「上位はもっと伸びる」と喜びは封印し、後半は13番から3連続バーディーと伸ばした。先月末に新型コロナの変異株「ニンバス」に感染し、リシャール・ミル・チャリティー(能登CC)第2日の開始前に棄権。高熱と体調不良で自主隔離に入り、体重は3キロ減った。「とにかく練習不足。体力的に不安…」。2週前に復帰したばかりで本調子ではない中、福岡県内の最高気温が35度を超える酷暑下で日陰を探して歩く「省エネゴルフ」で好ショットを連発した。
6月のハナ銀行招待(韓国)はプレーオフの末に敗れた。自己最高の2位も「負けて収穫はない」と悔しさだけが残った。「最終日に爆発したもん勝ち。チャンスを生かせたら」。プロ8年目の初Vをつかむ。(星野 浩司)