パ・リーグ ロッテ4―3ソフトバンク(31日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクらしくない試合運びで、痛恨の連敗だ。波に乗れないまま、ミスが続出。

毎回の14安打も3得点に終わり、捕逸で決勝点を献上した。1ゲーム差の2位・日本ハムに連日の“お付き合い”。小久保監督は「きのうもきょうも勝てた試合。日本ハムが負けているから、まだ運があるけど。このような試合をしていたら、その運にも見放されていく」と、徐々にヒートアップした。

 先取した2回。なおも無死満塁で追加点を逃し、直後に同点とされた。松本晴は先発では自己最短2回0/3で降板。3回に嶺井の捕逸で勝ち越され、さらに捕逸と暴投でピンチを広げた。嶺井は4回から交代。4回2死一、二塁の好機は、二塁走者・野村のけん制死で終わった。8回2死一、二塁から代打・柳町の中前適時打で1点差に迫ったが、一塁走者の川村が三塁で憤死。

指揮官は総じて「準備不足」と語気を強めた。

 「野球には『間』がある。その間で何を考えるか。考えられないのはプロじゃない」。状況に応じたプレーができない選手に不満。緊急ミーティングで戒めた。「この時期にこんな野球をして恥ずかしい」。新庄ハムと3・5ゲーム差で出発した遠征3カードは2勝6敗。まだまだ厳しい戦いが続く。(安藤 理)

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