◆第39回セントウルS・G2(9月7日、阪神競馬場・芝1200メートル)
いよいよ秋競馬が開幕! 古馬撃破を狙う3歳牝馬に注目だ。サマースプリントシリーズ最終第6戦、第39回セントウルS・G2(7日、阪神=1着馬にスプリンターズSの優先出走権)で、報知杯FRの勝ち馬のショウナンザナドゥが初めて6ハロン戦に挑戦する。
新たなステージで、3歳牝馬が輝きを取り戻す。ショウナンザナドゥは今春、報知杯FRを勝ったが、桜花賞では10着、続くNHKマイルCも16着に沈んだ。松下調教師は「桜花賞は馬場(稍重)がこたえたでしょうし、NHKマイルは東京の1600メートルはちょっと長い気がします。そのあたりもあってスプリント路線に使ってみます」と古馬が相手の6ハロン戦投入にかじを切った。
北海道のノーザンファーム空港での放牧を挟んで順調に調整。8月27日の1週前追い切りは、栗東・坂路で52秒2―12秒2。この馬らしい力強い脚さばきで、リフレッシュの効果を感じる内容だった。「背が伸びて大人っぽくなって帰ってきました」と指揮官も成長を実感した。折り合いを考えると、距離短縮がマッチする可能性は十分。「1200メートルは初めてですが、対応できると思います」と前向き。53キロの斤量もプラスで一発がありそうだ。