【京成杯ＡＨ】“快速”娘エリカエクスプレス、重賞初勝利の舞台で復活へ　杉山晴調教師「馬に自信を取り戻させるために、ここから始動します」
実績ある舞台で反撃を期すエリカエクスプレス 画像（1枚）

◆第７０回京成杯ＡＨ・Ｇ３（９月６日、中山競馬場・芝１６００メートル）

　いよいよ秋競馬が開幕！　古馬撃破を狙う３歳牝馬に注目だ。サマーマイルシリーズ最終第４戦の第７０回京成杯オータムＨ・Ｇ３（６日、中山）では、エリカエクスプレスが重賞初制覇を飾った舞台で復活を目指す。

　重賞初勝利の舞台で、“快速”娘が華麗に復活する。３歳牝馬のエリカエクスプレスは、フェアリーＳを制した中山のマイルを秋初戦に選択。杉山晴調教師は「春のクラシック２戦は厳しいレースをさせてしまいました。馬に自信を取り戻させるために、ここから始動します」と古馬相手のＧ３を選んだ理由を説明した。桜花賞は１番人気だったが、逃げて失速して５着。オークスでも逃げて１０着に終わり、夏季休養を挟んで順調に進めてきた。

　８月２７日に栗東・ＣＷコースでの１週前追い切りは、泉谷（レースは戸崎）が騎乗して馬なりで６ハロン８２秒３―１１秒４。３頭併せで鋭く伸び、併入で終えた。指揮官は「折り合いが課題ですが、何とか後ろにつけて、しまいはすごい脚。さすがのところを見せてくれました」と手応えを感じる。

　同レースで２勝（１３年エクセラントカーヴ、２１年カテドラル）の戸崎と引き続きコンビ。重賞２勝目を飾り、秋の大舞台へのステップとする。

（内尾　篤嗣）

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