◆第10回紫苑S・G2(9月7日、中山競馬場・芝2000メートル、牝馬、3着まで秋華賞・G1の優先出走権)=9月2日、栗東トレセン

 ダノンフェアレディ(牝3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父キズナ)は朝一番の坂路で62秒9―15秒4。ボリュームのある体で気分良さそうに登坂した。

橋口調教師は「すごく順調に来ています。カイバ食いが安定したのが大きいです。力のある馬なので、権利を取りたい」とうなずいた。

 次週には阪神でローズSもあるが、中山でのトライアルを選択した。「切れるタイプではないので、内回りの中山2000メートルの方がいいと思います。ある程度、前で流れに乗る競馬がいいですね」と指揮官は理由を明かした。最終追い切りは4日の木曜に行う予定。世代屈指の素質馬が、初の重賞挑戦でポテンシャルを見せつける。

編集部おすすめ