8月上旬に広島で行われた全国高校総体・剣道競技の男子団体戦で、初の日本一に輝いた磐田東(静岡)のメンバーが3日、磐田市役所を表敬訪問。草地博昭市長から祝福の花束が贈られた。

 静岡県勢が全国総体の剣道で優勝したのは初めて。内田勝之監督は「試合を重ねるごとに強くなった。全員が活躍してつかんだ勝利です」と選手を褒めた。明豊(大分)との決勝戦は2―2となり、大将の藤雄龍来(るく)が勝って決めた。「ゾーンに入っていました」と藤雄主将。藤雄と同じ磐田東中出身で、先鋒(ぽう)を務めた松木龍太郎も「日本一を目指して、ここまでやってきた。最高の仲間と最高の結果を出せてうれしい」と笑顔で話した。

 戦いはまだ続く。このメンバーで臨んだ国民スポーツ大会・東海ブロック大会(8月17日)で優勝したことで、今月29日から行われる本大会(滋賀)の出場権をつかんだ。藤雄主将は「自分たちは全国2冠を狙える状況。チームワークという強みを生かしたい」と必勝を誓った。(里見 祐司)

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