バレーボール男子 強化試合第2戦(3日、東京・有明アリーナ)

 世界選手権(12日開幕、フィリピン)に向けた壮行試合第2戦が行われ、世界ランク5位の日本は、同15位のブルガリアと対戦した。第1セットは主将の石川祐希、高橋藍、オポジット宮浦健人、セッター大宅真樹、ミドルブロッカーは西本圭吾、佐藤駿一郎、リベロは小川智大が先発した。

 藍のスパイクで初得点を挙げると、セッター大宅は日本が課題とする「真ん中の攻撃」を多く使った。4―2から石川が高さのあるバックアタックを突き刺し、主将の雄たけびが響き渡ると、10―5ではサービスエースを決めた。

 15―10の場面では、日本のスーパープレーが飛び出した。相手の鋭いスパイクをリベロ小川が飛びついて拾うと、藍がコートサイドのカメラ席に飛び込みながら右足一本で上げて、最後は石川が左腕を伸ばして相手コートに返した。相手のスパイクがミスになり、日本が執念の“つなぎ”で得点を挙げると、1万人以上が詰めかけたアリーナが歓声で揺れた。セット中盤以降も流れを絶やさず、25―18で先取した。

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