◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイクラシック 第1日(4日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 第1ラウンドが行われ、ツアー5勝の蟬川泰果(アース製薬)が2度の3連続を含む6バーディー、1ボギーの5アンダー65をマークし、今季初の首位発進を決めた。

 前半の15番は1メートル、16番は3メートルに寄せ、17番は5メートルを沈めて3連続バーディー。

第1打を左に曲げて初ボギーを打ったが、5番は3メートル、6番は4メートル、グリーン奥のエッジからアプローチをチップインで決め、3連続で伸ばした。

 パー70ではツアー史上最長となる7424ヤードの距離、硬いグリーンが立ちはだかる“モンスターコース”で65をマークした。「100点。このタフなコースでこんなスコアが出るとは思っていなかった」と声を弾ませた。

 前週のSansan・KBCオーガスタは首位で迎えた最終日に72と伸ばせず、5位に終わった。今週から全アイアンのシャフトを5グラム軽くし、柔らかいタイプに変更。「緊張して力んでも左にいかないシャフトを狙って変更した。いい感じにアイアンがキレていた」と充実の表情を浮かべた。

 今季は6月の今季メジャー第2戦、BMW日本ツアー選手権森ビル杯で優勝し、現在の獲得賞金は約4606万円。賞金ランキングは1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、フリー)と約2400万円差の6位につける。今大会の優勝賞金2200万円を獲得すれば、トップに肉薄する。蟬川は「明日もこのスコアを出せるように頑張りたい」と今季2勝目を見据えた。

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