松竹は5日、8代目尾上菊五郎、6代目尾上菊之助の襲名披露として行われる京都・南座の12月公演「吉例顔見世興業東西合同大歌舞伎」(12月1~25日)の演目と出演者を発表した。
昼の部では、8代目菊五郎が興収110億円以上の大ヒットを記録している映画「国宝」(李相日監督)にも登場する人気舞踊「鷺娘(さぎむすめ)」の鷺の精を勤める。
昼の部は他に中村鴈治郎、片岡孝太郎、片岡進之介、中村扇雀らの「醍醐の花見(だいごのはなみ)」、松本幸四郎、中村七之助、中村壱太郎、片岡愛之助らの「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」、菊之助の「玉兎(たまうさぎ)」、片岡仁左衛門と中村勘九郎がダブルキャストの「平家女護島 俊寛(へいけにょごのしま しゅんかん)」を上演する。
夜の部は中村梅玉、8代目菊五郎らの「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」、幹部俳優と8代目菊五郎、6代目菊之助の「口上」、8代目菊五郎、幸四郎、愛之助、勘九郎、七之助らの「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」、坂東巳之助、中村隼人、壱太郎の「三人形(みつにんぎょう)」を上演する。