フリーアナウンサーの徳光和夫さんが6日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(土曜・午前5時)に生出演した。
番組では昭和の青春歌謡スター「御三家」の一人で、「潮来笠」や「いつでも夢を」などのヒット曲で知られる歌手の橋幸夫(はし・ゆきお、本名・橋幸男=ゆきお)さんが4日午後11時48分、肺炎のため都内の病院で死去したことを伝えた。
橋さんは今年5月に、アルツハイマー型認知症を公表。病と闘いながらステージで歌声を披露していた。6月のコンサートを最後に入院。再びステージに戻ることはかなわなかった。
徳光さんは、橋さんの訃報を「この番組的にもショックが大きいんですけど」と切り出し伝えた。「なんで僕たちがショックかというと、この『とくモリ!』の一番最初のゲストが橋さんでした」と明かした。
橋さんは、同番組がスタートした2010年7月3日にゲスト出演。第1回は同局内のスタジオで公開放送だったことを振り返り多くの観覧者を前に橋さんは出演した。その後も番組にゲスト出演し今年番組が15周年を迎え「我々、15年を迎えることになりまして橋さんにオファーしたんだよね」と徳光さんは明かすと「出てくださると了解を得たんでありましたけど入院をされたっていうようなことがありまして残念ながらそれにはかなわない」と惜しんだ。
その上で「この訃報はあまりにも急だったなっていう感じがしまして。橋さんそんなに悪かったのかなって…それがショックで」と声を落とし「橋さんともう1度会いたかったんだよね。
番組では橋さんが番組第一回にゲスト出演した時の録音を放送。15年前の橋さんの肉声に「元気だよね。今、聴いても思いますけど、話のまとめ方であるとかポイントが本当にお上手でいらっしゃいましたし…本当に残念ですよね。橋さんは、もう1度お話をお聞きしたかったって思ってなりません」としのんだ。
そして「ご冥福をお祈りしまして」と橋さんの「潮来笠」を流し追悼した。