演歌歌手の丘みどりが6日、東京・両国国技館で単独コンサート「丘みどり 両国国技館 特別公演~花道~」を行った。

 自身最大規模の単独公演で、女性演歌歌手で国技館のステージに立つのは初めて。

「ずっとこんな広いところでコンサートできたらいいなっていう大きな夢がひとつかなった。何でも一番最初というのはとってもありがたいこと」と背筋を伸ばしつつ「客席から見るのとステージに立つのとは全然違った景色に見えた」と感激しながら話した。

 幕開けはレディー・ガガもかつて着用した花魁(おいらん)衣装で登場。「デビューして20周年にこんなにすばらしい場所でコンサートができる人生になるとは」と4000人のファンに感謝し「いまの丘みどりが出し切れるすべての力をここに出したい」と語った。

 最新曲の「夜香蘭」など35曲を披露し和装やドレスなど全12ポーズを早替わりで披露。ポップスコーナーでは激しいダンスに挑戦し「先月、のどの手術で入院していたのですが、ベッドの上で(振り付けを)練習しました」。のどの経過は良好で「新しい丘みどりの歌声も皆さんにいいと思ってもらえるようにステージを務めたい」と語った。

 また丘は、今月4日に肺炎のため死去した歌手の橋幸夫さん(享年82)と音楽番組で「いつでも夢を」をデュエットした思い出を回想。「ずっと見ていた大スターの方。気さくに声をかけてくださって『とってもいい感じだよ』と言ってくださった。またご一緒させていただきたかったな、という思いはありました。橋さんにほめていただいた『いつでも夢を』をこれからも歌い継いでいきたい」と思いを語った

編集部おすすめ