9月7日の中山6R・2歳新馬(ダート1800メートル=16頭立て)は、5番人気のヴァレンティーニ(牝2歳、美浦・新開幸一厩舎、父ナダル)が、最後の直線で力強く抜け出して初陣を飾った。勝ちタイムは1分56秒6(良)。
五分のスタートから序盤はやや行きたがるそぶりを見せながらも中団インに待機。向こう正面から少しずつポジションを押し上げると、4コーナー手前からステッキを入れて先団を射程圏に入れた。最後の直線では前を行く2頭を内から捕らえると、後続に2馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。岩田康誠騎手は「おっとりしていてまだ子供。ゲートを出てからも遅かったけど、道中はいい感じで追走できて、最後も行けといったら反応してくれた」と振り返った。新開調教師は「けいこの動きが良くなっていて、いい勝負になると思っていました。うまく乗ってくれたと思います。これからの馬だし楽しみです」と勝利を喜んだ。