◆第43回ローズS・G2(9月14日、阪神競馬場・芝1800メートル)=9月9日、美浦トレセン

 オークス11着からの復帰戦となるタイセイプランセス(牝3歳、美浦・池上昌和厩舎、父リアルスティール)は、関東圏の紫苑Sではなくコース適性を考えてローズSを選択。鈴木助手は「持ち味を生かすのであれば、直線が長い方がいいですね」と分析する。

 フローラSは直線で進路を失う場面もありながら、上がり3ハロン最速となる33秒0の末脚で追い込んだ。「オンとオフがしっかりしているので、レースでもギアがグッと上がるところがあります。それがあの末脚につながっているんでしょうね」と同助手。今回も後ろから追い込む構えだ。

 抽選対象の同馬は今回が初の長距離輸送でもある。400キロ前後の小柄な牝馬にとって克服すべき壁は高い。それでもあえて遠征を選んだ勝負気配には、要注目だ。

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